「11654F」転属
2006年10月4日・5日の2日間に渡り、東武本線南栗橋車両管理区春日部支所より、10030系6両固定第24編成(11654F)の転属回送が実施されました。11654Fは平成4年にアルナ工機で落成され、東武伊勢崎線に配置された車両です。
転属回送は、編成を3両ずつに分割の上、8000系2両編成を2編成連結させた4両編成で牽引しました。10月4日は14654〜16654号車の3両、5日は11654〜13654号車の3両が回送されました。
東武伊勢崎線での活躍
今は無き準急伊勢崎行きに充当される11654。
10月4日
牽引担当車両送込み回送
回送当日、森林公園検修区より、秩父鉄道ATSを搭載した8506F+8510Fが回送されました。
検修区より駅下り本線入換される8506F+8510F。
出発信号機の開通で発車。
羽生へと向かいました。
牽引車両の付替え@寄居駅
羽生駅で16654号車に連結・寄居駅まで運んできた8506F+8510Fは、東上線内を先頭に立って牽引するため、14654号車に付替えられました。入換の指示や運転など、車両の移動は秩父鉄道の職員の手により行われます。
(私が到着した時は、ちょうど連結の解除が行われているところでした)
担当の方により、ブレーキ管などが取り外されます。
連結解除されました。
8506F+8510Fは、転線のため、一度波久礼方に引き上げます。
折り返し、隣の線路で桜沢方に移動です。
再び折り返し、14654〜16654号車の停止している線路に入線です。
ゆっくりと近づき、連結です。
連結後、ブレーキ管や電源などの接続、反射板の取り外しなどが行われました。
準備完了です。ブレーキ試験などが行われます。
数十分後、東上線への転線のため、推進で波久礼方に引き上げました。
折り返し、2番線脇に入線です。
この入換までを、秩父鉄道の職員の方が行います。
橋上より。ここからは東武鉄道の運転士さんにバトンタッチとなります。
東上線内の回送
寄居駅〜森林公園の回送は、通常の8000系の回送とは違った時間に行われました。速度も、ややゆっくりだったようです。
森林公園駅入換
森林公園駅に到着した回送列車は、51001Fの甲種輸送同様、推進運転で検修区へと入換されました。ところが…
なんと、上り副本線へと入線していました。
そのまま、収容線へと向かいます。隅には、工事中の9102Fの姿が…
停車です。
10月5日
牽引担当車両送込み回送(東上線内)
前日同様、8506F+8510Fが担当しました。
車庫脇で、入換信号機の開通を待ちます。
入換信号機の開通により、下り本線に移動です。
10分弱停車の後、羽生へと向け発車しました。
牽引担当車両送込み回送(秩父線内)
秩父線内は、秩父鉄道の車掌・運転士さんにより、回送されます。なお、この送込みは通常通りの時間でした。
牽引車両の付替え@羽生駅
羽生駅では、引上線に留置されていた11645〜13654号車と連結されます。入換の指示は東武鉄道の職員(羽生駅)、車両の移動運転は秩父鉄道の職員の手により行われます。
連結された8506号車と13454号車は、ブレーキ管などが接続されます。
数分後、入換されました。
羽生駅5番線に移動です。
秩父線内の回送
羽生駅〜寄居駅の回送も、通常の8000系の回送とは違った時間に行われました。
牽引車両の付替え@寄居駅
寄居駅では、13654号車に連結されていた8506F+8510Fを11654号車に付替えられました。
11654号車の貫通扉が開けられ、連結の準備がされていました。
連結解除です。
昨日同様、波久礼方に引き上げた後、桜沢方に移動します。
折り返し、11654〜13654号車の停車している線路に転線です。
慎重に連結されます。
ブレーキ管・電源の接続が行われます。
本線の車両であったため、弱冷房車が3号車に設定されています。
数分後、東上線への転線のため、入換されました。なんと、今日は12654号車のパンタグラフが上げられています。
2番線脇に入線です。
東上線内の回送
昨日とほぼ同時刻で、寄居駅〜森林公園駅の改装が行われました。
森林公園駅入換
森林公園駅に到着した回送列車は、推進運転で検修区へと入換され、昨日回送された14654〜16654号車と連結されました。
すでに、16654号車には前面の方向幕が設置され、連結器も交換されていました。
8000系の推進により、11654〜13654号車が14654〜16654号車に近づきます。
手旗指示で連結されます。60[m]離れた運転台から、手旗だけを頼りに連結です。
完全に連結しました。
8506F+8510F+11654Fの10両編成です。2+2+6の「珍」編成の完成。
その後、8506Fと8510Fは切り離されました。
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